イカリング。

◆WHITEBANDが流行ってますね。どいつもこいつも、腕に嬉しそうにイカリング付けてますね。そもそも、私はこういった偽善活動は大嫌いだと言うことを先に書いてから本題に入ります。
 何故嫌いか?
 素直に募金すればいいのに、何故「私はボランティア精神にあふれています!」と自己主張するのでしょうか? 他者に対してわざわざ見える形でこう言ったことを行う必要があるんでしょうか? 不思議で仕方ありません。
 私は募金活動は否定しません。街で募金を呼びかけている人がいれば、少ないですが募金しています。募金詐欺を行っている団体がいることも知っていますが、本物か偽物か判断する材料がありませんので、特に疑うこともなく行っています。別に募金したことを今まで周りに触れ回ったことはありません。(今回は話の趣旨的に必要だったので書いただけです)
 で、先ほどのイカリング。
 日本でこの活動を行っている***(スリーアスタリスク)の公式ページには以下のように記載されています。
 3秒に1人、子どもが貧困から死んでいます。食べ物がない、水が汚い、そんなことで。この状況を変えるには、お金ではなく、あなたの声が必要です。貧困をなくそう、という声を表すホワイトバンドを身につけてください。(公式ページより引用)
 声を表すホワイトバンドを身につけてください。
 お金ではなくと書いておきながら、何故無料もしくは原価(原料はゴムで大きさも小さいので、高くても50円ぐらいでしょう?)に近い値段じゃないのか? と言う疑問はとりあえずおいておいて
 声を表すために付けるらしいです。具体的に救うためとか記載されていません。
 違うページには以下のように記載されています。
 このキャンペーンのゴール(目的)は、寄付を募ることでなく、啓発活動だけでもなく、啓発活動の結果として「貧困をなくす政策をみんなで選択する」ことです。(公式ページより引用)
 寄付を募ることでなく
 おそらく購入している人の大多数は、寄付だと思っていると思います。
 少なくとも私の周りで付けている人は寄付されていると思っていました。
 最後に、この団体が出しているpdfにこのイカリングのお金の使い道が記載されています。
 40%…流通費
 30%…原価
 20%…広報活動費
 10%…活動費
 広報活動費と活動費が全体の3分の1を占めています。これって何に使われるか分かりますよね? この活動をするためだけに使われます。貧しい人のためには1円だって使われません。たくさん売れたら活動している人の給料が上がるだけです。
 なんだそりゃ?
 今日も街でイカリング付けた偽善に満ちあふれた人々を見ました。
 300円あったら、募金箱に入れなヨ。。。