メタルバカ一代。

◆とりあえず、今月のBURRN!は買え!
 んで、買って読まないと今日のニッキは意味が分かりません。
 今回20周年記念号と言うことで色々な企画ページがあるのですが、その中の43頁から始まる伊藤正則と広瀬和生の対談の中でこういうセリフが出て来ます。
 伊藤:「(METALLICAとGUNS N’ ROSESのデビュー当時を振り返る広瀬の発言を受けて)80年代、皆カッコ良かったもん。カッコイイから売れたんだよ。」
 このセリフに代表されるように終始この2バンドをメインに対談は進められていきます。
 が、
 私は覚えています。
 10周年企画の時の伊藤正則と酒井康(当時編集長)の対談では、記憶が曖昧なのですが確か酒井康のセリフで、
「20周年やった時に語れるバンドってのがMETALLICAとGUNS N’ ROSESだけだったら悲しいよナァ。。。」
 みたいな事が書かれていましたが、やっぱそうなった!

 良く分からない人のためにちょっとだけ解説しておくと、10年前はMETALLICAとGUNS N’ ROSESはまだ売れ出した頃でその後も語り継がれるほどビッグでもなかったんですよ。(十分売れていましたが、後々まで売れ続けるとは考えられていなかったと言う意味で)
 そこから10年間の間にもっとスゴイバンドが出て来て欲しいと言う意味合いを込めて前述のセリフが出て来たと思われるのですが、10年前の94年と言うと丁度日本ではNIRVANAに代表されるグランジが流行始め、HM/HRムーブメントが下降し出した頃。
 結局、有望な新人が出てくる土壌もなく、「メタルはダサイ」というイメージが漂い始め、HM/HRを創るアーティストが極端に少なくなり売れるHM/HR新人アーティストも皆無、二人の期待も虚しく語れるアーティストが出てこなかったと言うのがこの10年間と言う訳です。


 個人的はHM/HRはとってもとっても大好きなので売れて欲しいんですけどね。
 つーか、BURRN!を15年読んでる自分に驚いた。
 20周年の歴史を殆どリアルタイムで過ごしたんだもん。